今回はバッテリーの収納ボックスを製作するに当たって、耐水合板を使いました。
この合板は工事現場などでコンクリートを流し込む前の型枠に利用されているものです。
板の片面に厚くポリウレタン塗装が施されており、防水性がとても高い。
我が家の場合は軒下に設置をする予定ですが、少々の風雨でも耐えてくれると思います。
コンパネのサイズは1800mm×900mm、厚さは12mmです。
購入価格は、近所のホームセンターで1,350円(税抜)でした。
自作の独立型太陽光発電を始めてから、知人や友人に廃バッテリーを頂いて蓄電容量を増やしてきました。
しかし、並列化したバッテリーが増えてくるとバッテリーを収納する入れ物や置き場所をどうするかという問題が発生してきます。
ベランダコンテナや簡易物置を利用されている方も多いと思いますが、元々バッテリーを収納するようには造られていないので収まりが悪いんですよね。
そして、バッテリーの入れ替えや配線をする時のメンテナンス性が悪いのも難点。
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そこで、コンクリートの型枠に使われている耐水合板を一枚だけ使って屋外用のバッテリー収納ボックスを製作してみました。
ボックスの片面を高くして端子台を取り付けることにより、配線の識別性を上げてメインテナンスしやすいようにしています。
どうぞ、ご参考までに。
今回はバッテリーの収納ボックスを製作するに当たって、耐水合板を使いました。
この合板は工事現場などでコンクリートを流し込む前の型枠に利用されているものです。
板の片面に厚くポリウレタン塗装が施されており、防水性がとても高い。
我が家の場合は軒下に設置をする予定ですが、少々の風雨でも耐えてくれると思います。
コンパネのサイズは1800mm×900mm、厚さは12mmです。
購入価格は、近所のホームセンターで1,350円(税抜)でした。
一般的には黄色のコンパネをよく見かけますが、灰色などもあるようです。
見栄えを気にしなければ、私的にはオリジナルのイエローカラーでも良いかなって思ってます。
コンパネの切断面は塗装されていないので、最後に塗装する必要がありますね。
塗装コンパネはアマゾンで買うより、ホームセンターで買う方が断然安いと思います。
私は今まで車載用の大型収納ボックスに軽自動車用のバッテリーを入れて太陽光発電システムを運用していました。
サイズ的には丁度良かったのですが、ボックスの高さが低いために配線の取り回しが非常に悪く、配線が一目では識別しにくい状況でした。
そこで、製作するボックスは壁面の高さを一か所だけ高くして、見やすい位置に端子台を直接取り付けることにします。
こうすることで、配線ミスやショート防止を未然に防ぐ事が可能になります。
ボックスの完成サイズは、横900mm×奥行き300mm×高さ(前面)300mm、高さ(背面)400mm。
フタ部分は900mm×350mmにしましたが、こちらは設置する場所によってはもっと大きめでも良いかなって思っています。
丸ノコを使って切断する場合は刃の厚みも計算に入れないといけないので、パーツを切断しながら製図した方が良いでしょう。
※下の図面をクリックすると拡大します。(黒色の部分は不必要なパーツ)
丸鋸を使って、コンパネからパーツを切り出していきます。
順調にパーツが出来ていったのですが…
ガ~ン!
左右側面のパーツが同じになってしまった。
実は、最初の図面を描き間違えてしまっていたのでした。
ん~仕方ないので、このままこのパーツを使うことにします。
そして、コンパネから切り出したパーツを組み立てていきます。
コンパネは割れやすいので先にドリルで下穴をあけてからビス止め。
ビスの間隔は60mm~70mmくらいにしているので、ビス止めだけで意外と丈夫です。
強度に心配がある場合は、更に木工用ボンドを併用すると完璧でしょう。
最後にバッテリー収納ケースの蓋を製作します。
我が家の場合、軒下の壁面にピッタリと寄せて設置をするので、フタの張り出しを少なくしました。
でも雨に当たる可能性が高い場所に設置する場合は、もう少し前後に張り出し部分があっても良いかも知れませんね。
丁番は3か所。
こちらは、家の道具箱に余っていたものを流用。
フタの開閉もスムーズです。
開け閉めしやすいように、フタの張り出し部分は一センチほどにしています。
最後にコンパネの切断面の塗装をします。
ボックスの底面は枠全体。
ボックスの側面は縦ライン。
ふた部分は周囲全体。
最初は、切断面だけなので塗装はしなくても良いかなって思いましたが、切り間違えた側面の塗装をしなければならなくなったので塗料を買うことにします。
ただ、塗装コンパネと同じカラーの塗料がどこにも売っていない。
仕方ないので、価格が安くて近似色の「フレッシュレモン」というカラーを購入してみました。
ニッペホームペイントの「水性ワイドV」。
比較すると、なんか微妙に薄い色ですが、これはこれで良しとします。
3度塗りして完成。
イイ感じに仕上がりました。
バッテリー収納ボックスの側面に配線用の穴をあけてから、軒下の定位置に設置します。
そして、軽自動車用のバッテリーをボックスの中に設置していきます。
まずは、バッテリー同士のマイナス線を接続した後にターミナル端子カバーを取り付け。
ショート防止の為にアース線はパワーキルスイッチでシステムとバッテリーは切り離された状態にしておきます。
そして、収納ボックスの背面内側に端子台を取り付けます。
配線が見やすいようにバッテリーより高い位置に端子台を取り付けています。
こうすることで端子台からバッテリーへ繋がる配線が一目瞭然となり、配線ミスやショートの危険を減らすことができる。
あとはバッテリーを一個づつ確認しながらプラス端子に接続。
バッテリーの向きを変えて、プラス端子が同じ場所に集まるように配線しています。
ちなみにマイナス配線はボックスの前面に沿って通っているので、プラス配線と混線はしていません。
端子台は2か所に分けて設置しています。
一つの端子台に接続されているバッテリーは4個。
収納ボックスの左側にはフォトレジスタリレーと端子台。
端子台は入力側と出力側に分けられています。
そして、収納ボックスの右側には、ポータブル電源接続用の端子台も取り付けています。
バッテリーのプラス配線とマイナス配線の通す位置を分けることで、ショートの危険性が低くくなっています。
今回はバッテリー同士の隙間を確保して配線しているので6個のバッテリーがゆとりを持って設置されています。
でも、軽自動車用のバッテリーなら最大8個を入れることも可能です。
フタの開閉がスムーズなので、とても扱いやすくなりました。
コンパネが一枚あれば、簡単に作れるオフグリッドのソーラー発電用電源ボックスの紹介でしたが、あとはコンパネがの耐久性がどのくらい持つかですね。
まあ、所詮はコンパネなので台風対策は厳重にしておいた方が良いでしょう。
強風でフタが開かないようにロックを付けたり、水滴が入らないような対策も必要ですね。
その後、フタと本体との隙間を防水対策しました。
まずは上面の丁番。
ここは、丈夫なアルミテープを貼って雨水を防ぐ事にします。
ただ、アルミテープは伸縮性がないので、フタを開閉する際に丁番の部分が破れてしまいます。
丁番の部分が破れても特に問題はないと思いますが、様子を見て気になるようなら防水テープでも貼ることにします。
そして、お次はフタの両サイド。
この部分は、百円ショップのセ〇アさんで売っていた「カラークッションバー M」を利用します。
材質はニトリルブタジエンゴムという聞きなれない材質。
紫外線に強いかどうかは不明ですが、100円(税抜)なので良しとします。
かなり厚みがあります。
長さが40センチなので、5cmカットしました。
そして、付属していた両面テープを使ってフタとコーナークッションを接着します。
コーナークッションが柔らかいので、フタの隙間から配線を引き出す際にコードの被覆を傷つけないので良い。
そして、色合いも同系色なので違和感もありません。
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【太陽光発電】
自然災害が多発している今、再生可能エネルギーが見直されています。空地だった場所がいつの間にかソーラーパネルが敷き詰められて広大なメガソーラー発電所になっていたりします。
新興住宅街には屋根にソーラーパネルを設置して自家発電している新築住宅もあちこちで目につきますね。
灯油で使う石油ボイラーやストーブを撤去してオール電化にしている家庭も多いのではないでしょうか?
太陽光発電をしている家庭のほとんどは売電を目的として設置しているので、ちょっとポケットマネーで始めようかという訳にはいきません。
このページでは、オフグリッドのソーラー発電を自動車のバッテリーに蓄電して夜間に使用するといった独立型太陽光発電システムの制作について説明しております。
電気を扱うので取り扱いを間違えると火災や火傷などの危険を伴います。自己責任の上、十分ご注意願います。
tabinchuya
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