メンテナンスフリー(MF)型バッテリー過充電の危険性 - 劣化した密閉型の蓄電池は要注意

直流12Vの鉛バッテリーと言えども、そのパワーは凄まじいものがあります。

自動車の始動時にはセルモーターに100Aもの電流が流れるそうですからね。

今回、電圧が下がってしまった密閉型の廃バッテリーを再生中に過充電になってしまった事がありました。

その際に電圧計の異常数値に気付いたことにより大事には至りませんでしたが、一歩気付くのが遅れたら、爆発や火災の原因になる事もあります。

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これからも鉛バッテリーを取り扱う上で危険を察知する忘備録として記事にしましたので、参考になれば幸いです。

密閉型バッテリー

ある日、知人に廃バッテリーを2個頂きました。

その中にバッテリーの電圧が10.97Vまで下がったものがあったので、サルフェーション除去装置を使って再生してみる事に。

このバッテリーは密閉型バッテリーなので外側から電解液の容量を確認することが出来ず、バッテリー液の比重も測れない。

密閉型バッテリーの危険性

サルフェーション除去装置

新しく購入したサルフェーション除去装置の性能を確かめるために、早速このバッテリーに取り付けて実験を開始。

配線はダイオードを使って充電方向にだけ電流が流れるようにしています。 負荷側には何も接続しておらず、充電のみを行っています。

一週間に一度、充電の終わった夜間に再生中のバッテリー電圧を計測していました。

この装置は、バッテリーの電圧が11Vまで下がっても作動しています。

サルフェーション除去装置で密閉型バッテリーを再生中

システムの発電効率が低下

サルフェーション除去装置をバッテリーに取り付けてから一か月後。

何故か次第に太陽光発電の充電効率が低下している事に気付きました。

ホームページの閲覧者様からアイデアを頂いた、「チャージコントローラーとバッテリーの間に相互方向のダイオードを接続する」を同時に実験していたので、そちらが原因かと思い取り外しました。

すると、充電電圧は上がりましたが以前の充電状態には戻らない。

何故だろう?

システムの発電効率が低下

過充電によるバッテリーの過熱

そして、ある日の事。

いつもなら晴れていると、太陽光発電で蓄電されたバッテリーの電圧がお昼過ぎには13V台になっているはずなのに、この日は12.3V。

何かが変だ。

すぐに、充電中のバッテリーを調べるとサルフェーション除去装置を取り付けているバッテリーだけが異常に熱い。

最初、バッテリー端子が熱かったので接触不良を疑いましたが、バッテリーの側面も触れることができないほど熱くなっていた。

すぐに異常発熱したバッテリーを取り外して、風通しが良い日陰の涼しい場所に移動させました。

そして、過熱したバッテリーを取り外すと太陽光発電システムの電圧は元通りに。

過充電によるバッテリーの過熱

特に劣化したバッテリーは過充電になると電解液が蒸発しやすく、発熱を起こしやすいようです。

良く見るとバッテリーが少し膨れているし。

どうやら、過充電で異常発熱してしまったようです。

バッテリーが少し膨れている

電圧の下がってしまったバッテリーに集中して充電電流が流れてしまった事も影響しているのかもしれません。

発見が遅れると、バッテリーの爆発や発火にもつながる危険な状態でした。

次回から密閉型バッテリーを使う時には注意する必要がありますね。

充電系統の配線にサーモスタットを取り付けて、温度が上がった際には配線を遮断するといった対策が必要かも。

太陽光発電で弱ったバッテリーの比重を測る

3時間後

3時間が経過して、やっとバッテリーの温度が下がりました。

そして、バッテリーの電圧を計測すると。

8.88V…

ご臨終です。

御臨終のバッテリー
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【太陽光発電】

自然災害が多発している今、再生可能エネルギーが見直されています。空地だった場所がいつの間にかソーラーパネルが敷き詰められて広大なメガソーラー発電所になっていたりします。

新興住宅街には屋根にソーラーパネルを設置して自家発電している新築住宅もあちこちで目につきますね。
灯油で使う石油ボイラーやストーブを撤去してオール電化にしている家庭も多いのではないでしょうか?

太陽光発電をしている家庭のほとんどは売電を目的として設置しているので、ちょっとポケットマネーで始めようかという訳にはいきません。

このページでは、オフグリッドのソーラー発電を自動車のバッテリーに蓄電して夜間に使用するといった独立型太陽光発電システムの制作について説明しております。

電気を扱うので取り扱いを間違えると火災や火傷などの危険を伴います。自己責任の上、十分ご注意願います。

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